ベンチャー企業とは?働くメリット・デメリット、向いている人などを解説

2023.4.18 (火)

業界・職種

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会社のひとつの形態としてよく耳にする「ベンチャー企業」。転職先として考えている方もいるかもしれません。

今回は、ベンチャー企業とはどのような企業か、ベンチャー企業で働くメリットやデメリット、ベンチャー企業に向いている人などを詳しく解説します。

ベンチャー企業とは?

ベンチャー企業とは一般的に、以下のような要素を持つ企業のことを言います。

・設立数年程度と若く、成長過程にある企業
・独自技術やビジネスモデルで、新たな価値創造を目指す企業
・ベンチャーキャピタルから資金援助を受けている企業

*ベンチャー企業には明確な定義がなく、あくまで “一般的な” 意味合いです。

ITやWeb関連だけでなく、テクノロジーやコンサルティングなど、ベンチャー企業が存在する業界は多岐にわたります。

また、企業規模もほとんどが小~中規模で、社員数も100名以下のところが多いです。

しかし最近では、企業規模の大きいベンチャー企業も存在していて、「メガベンチャー」と言われています。

大企業に比べると、ベンチャー企業は企業規模が小さい分、独自性が強く、新たな価値創造への熱量が高い企業、と言えます。

中小企業・スタートアップとの違いは?

「中小企業とは違うの?」
「スタートアップとは?」

ベンチャー企業は、中小企業やスタートアップと比較されることが多いです。それらとベンチャー企業は何が違うのかを解説します。

中小企業との違いは?

中小企業とは、会社の規模を表す言葉です。

中小企業基本法で資本金や社員数についての基準が定められていて、この基準に合致していれば、ベンチャー企業も中小企業に分類されます。

よくベンチャー企業と中小企業が混合されるのはなぜかというと、
多くのベンチャー企業の資本金や社員数が、この中小企業基本法で定められている基準に合致することが多いからです。

法律上、“中小企業と見なされる“ ベンチャー企業が多い、ということですね。

スタートアップとの違いは?

スタートアップはベンチャー企業に近い形態で、明確な定義があるわけではありません。

ベンチャー企業の1つの形態がスタートアップ、と理解いただければと思います。

スタートアップが通常のベンチャー企業と違う点は以下になります。

・革新性があること
・成長のスピードが速いこと

スタートアップも通常のベンチャー企業も、独自の価値を提供している点は同じです。

ただ、この「独自」は、既存情報の組み合わせで生み出すことも可能で、実際は既存技術や既存ビジネスモデルの組み合わせで「独自」を生み出しているベンチャー企業も多いです。

対してスタートアップの提供する価値は、「これまでにないもの」であり、その点が通常のベンチャー企業との違いになります。

また、スタートアップは短期間(2~3年など)で目標達成を目指すことも多く、ベンチャー企業よりさらにスピード感のある企業運営がされている傾向にあります。

ベンチャー企業の中でも、これまでなかった新しい価値を、特に速いスピード感をもって実現しようとする会社、それがスタートアップと言えます。

ベンチャー企業で働くメリット・デメリットは?

ベンチャー企業には、大企業などでは手に入りにくい、ベンチャー企業ならではのメリットがあります。一方で、デメリットもあります。ベンチャー企業のメリットは何か、デメリットは何か、それぞれ解説します。

メリット

個人の裁量の大きさ

一般的な企業では、社内体制が確立しており、業務も細かく決まっています。

そのため、個人の観点で見ると、プロジェクトの一部のような小さい領域だけを担うケースが多いのが実情です。

(そして、社歴の浅いうちは、大きな仕事に関わる機会もあまり多くないです)

その点、ベンチャー企業では、若手でも裁量の大きい仕事を任せてもらえることが多いです。

それはなぜかというと、ベンチャー企業は基本的に人が足りないからです。

ベンチャー企業はもともと少数の社員で立ち上げるケースが多く、それゆえに仕事量に対して慢性的に人が足りない状況にあります。そのため、能力があり大きな裁量を求める優秀な人材がいたら、大きな裁量を任せたくなる状況にあるのです。

ビジネスマンとしての成長には、仕事経験の幅と質が必要であることを考えると、ベンチャー企業は、ビジネスマンとして速く・大きく成長したいと考える人にとってはメリットがあると言えます。

意見が通りやすい

同じような考えの社員が多く、自分の意見が比較的受け入れられやすい環境があります。(とはいえ、その意見に筋が通っていることが前提です)

大企業のように組織が複雑な企業は、意見がまとまるのに時間がかかりますが、ベンチャー企業では意思決定を行う際に仲介する人が少ないことも、意見が通りやすい理由です。

成果が待遇に反映されやすい

ベンチャー企業の給与は、一般的には、大企業などよりも低く設定されることが多いです。

しかし、ベンチャー企業はそれぞれの事業の成長が会社の成長に直結するため、貢献度に応じたインセンティブ制度などが充実しています。

そのため、大企業では例のないような昇給・昇格スピードを実現することも可能です。

(社員数が少ないことも、この昇給・昇格スピードの速さの一因です)

経営層との距離が近い

大企業では、経営陣と顔を合わせることも、直接話すこともないまま退職するケースも珍しくありません。

しかし従業員数の少ないベンチャー企業では、経営層とも必然的に距離が近くなります。経営層の働き方を間近で見ながら、知識や経験をじかに吸収していくことも可能ですし、経営方針や事業内容に自分の意見を反映させやすいと言えます。

経営者の働きや苦悩を身近で感じられることは、将来的に経営者を目指す人や起業を志す人にとっては魅力的と言えるでしょう。

デメリット

経営の安定性が弱い

大企業と比べると、経営の安定性に欠けることが多いです。

ベンチャー企業の多くは、成長段階、発展途上の段階にあります。一見順調に見えても、経営が軌道に乗るまでは、倒産のリスクも決して低くはありません。

新しいビジネスを立ち上げても、社会的に受け入れられないまま倒産してしまうことも少なくありません。

福利厚生が整っていない

ベンチャー企業は、大企業と比べて資産面での体力が劣るため、退職金制度や保険といった福利厚生が整っていないケースが多いようです。

しかし、それでは人材確保に苦戦することも多く、最近では福利厚生に力を入れるベンチャー企業も増えてきました。

価値観が合わないことがある

大企業と比べて意思決定のプロセスがシンプルであることが多く、経営陣の意見がそのまま反映されやすい環境にあることが多いです。

そのため、経営陣の考え方や価値観に共感できないと、むしろ大企業以上に仕事がしにくかったりします。

収入が安定しない

ベンチャー企業は成長過程にあり、会社としての収益が安定していないことも多いです。

必然的に社員への給与も少なくなりがちで、それをストックオプションやインセンティブでカバーするベンチャー企業もあります。

ある意味で、大企業以上の収入を得られる可能性があるとも言えますが、反面、大企業のように安定して収入が得られない可能性も覚えておく必要があります。

ベンチャー企業に向いている人とは?

ベンチャー企業は一般企業よりも特徴的かつ独特であり、人によっては向き・不向きが出やすいです。ここでは、ベンチャーに向いている人はどういう人かを解説します。

自発的に動ける人

ベンチャー企業は社内の仕組みが固まっていないこともあり、社員ひとりひとりが自分で考えて貢献していく必要があります。他社との競争の中で、「どうやって独自価値を提供するか」「どうやって自社を選んでもらうか」を日々考え実行することが求められます。指示待ちではなく、会社が生き残るための最善策を自ら考え、実行できる人材が求められます。

変化を楽しめる人

ベンチャー企業の仕事は、日々多くの変化が起きます。自分の想定外の変化も起きます。

時には経営者の一言で、これまでの体制や方向性がガラッと変わることも珍しくありません。そういった変化の中で、成功も失敗も受け止め、常に前進できる人が求められます。

将来、独立や起業を考えている人

独立や起業をするには、思った以上に多くの知識や経験が必要になります。

幅広い仕事が経験でき短期間で成長しやすい、経営者との距離が近くノウハウや考え方を吸収しやす

ベンチャー企業は、将来独立や起業を考えている方には最適な環境です。

まとめ

今回はベンチャー企業について解説しました。

ベンチャー企業は大企業にない要素を持っており、それがメリットにもなりデメリットにもなります。
どちらが良いということもないので、自分に合うと思ったら、ベンチャー企業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

「自分にベンチャー企業が向いているのかな?」と悩んだら、最近では転職に向けた自己分析や企業分析を支援するサービスも登場しているので、活用してみるのもいいかもしれません。

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